講演

　講師：諏訪　貴子 氏 （すわ　たかこ）
  　　　   ダイヤ精機株式会社　代表取締役

 

 

 

講演：「中小企業の経営改革と人材確保と育成」

 

【講演要旨】

諏訪氏は、大田区の町工場の2代目として生まれ、32歳のとき、ダイヤ精機株式会社の創業者であるご尊父の急逝により代表取締役に就任され、若手女性経営者として新しい社風を構築されました。

社長就任後に経営再建に着手。40年分の経営データを読み解き、バーコードを活用した生産管理システムの導入により、取引先への対応力やコスト管理力を高めるほか、熟練技術の若手社員への継承などにも意欲的に取り組み、「情熱と論理」のバランスの取れた経営手法で、中小の製造業が直面する課題を次々に解決されました。　

今回は、新しい社風を構築し、育児と経営を両立しながら活躍される若手女性経営者が取り組まれた、さまざまな経営改革手法についてお話ししていただきます。

 

【プロフィール】

成蹊大学工学部を卒業後、ユニシアジェックス（現・日立オートモティブシステムズ）でエンジニアとして活躍。32歳のとき、ご尊父の逝去に伴いダイヤ精機株式会社代表取締役に就任。ニュースZEROや日曜討論等のメディアに多数出演され、中小企業の現状を伝えている。日経BP社ウーマン オブ ザ イヤー 2013 大賞を受賞。　NHKドラマ「マチ工場のオンナ」のモデルでもある。ダイヤ精機株式会社は、自動車メーカー及び各種部品メーカー向けの金型・ゲージ・治工具の設計・制作・製造を行う一貫加工メーカーである。自動車部品などの寸法をチェックするゲージを主力とし、ミクロン単位の加工を熟練の職人が手作業で研磨して仕上げるといった、他社では真似のできない技術力・対応力を強みとしている。

 

 

【主な著書】

「町工場の娘」（日経BP社）

「ザ・町工場」（日経BP社）

 

　

 

　講演

　講師：伊藤　聡子 氏 （いとう　さとこ）
  　　　   フリーキャスター　事業創造大学院大学客員教授

 

 

 

講演：「地域から日本を変える！これからの企業のあり方」

 

【講演要旨】

伊藤氏は、「日本の元気を取り戻す鍵は、地域経済の活性化」を持論とし、地域に根差した独自の取り組みで活躍する人びとやビジネス事例、地域をイキイキと輝かせるヒントを、数多く取材されてきました。日本を取り巻くさまざまな課題である震災、エネルギー、食料問題、財政難、少子高齢化等をテーマに豊富な取材経験をお持ちです。

地元・新潟の街づくりにも関わっておられ、国内外問わず、地方に眠る宝を見つけ歩くことをライフワークとされています。

今回は、地方に根ざした企業の独自の取り組みや人々のくらしをご紹介いただき、地域経済が自立し活性化するためには何が必要なのか、またその視点について、地域をイキイキと輝かせる企業のあり方についてお話ししていただきます。

 

【略歴】

東京女子大学文理学部英米文学科に在学中に、「関口宏のサンデーモーニング」（TBS系）でデビュー。その後「ベストタイム」（TBS系）・「スーパーモーニング」（テレビ朝日系）などの番組キャスターとして活躍。

2002年には一度仕事から離れ、NYへ留学してアメリカ社会学を学び、現在は「ひるおび！」（TBS）・「ウェークアップ！ぷらす」（読売テレビ）でコメンテーターとして活躍するほか、JICAを通じてインドネシアなどのアジア諸国を視察するなど、国際貢献への関心も高い。2010年には、事業創造大学院大学客員教授に就任。